初めまして。「心のベースキャンプ」メンバーの原谷です。
私たちは2020年8月、地域で病気の有無に関わらず、ひとりで生きにくさを感じる方が、誰かに相談できる状態に繋がるようにはどうしたら良いのだろう?とメンバーで話をしたことがキッカケで結成しました。
「心の安全基地」とは?
私たちは訪問看護や相談員などの仕事をしている中で、人間関係の悩みにより、生きにくさを感じて社会へのつながりから遠ざかっている方が少なからずいらっしゃると感じています。それは、「当たり前」「常識」という枠が社会のなかで多数存在し、それに捉われているのが理由の一つではないかと思います。そのため、自分と他者との違い、価値観の違いを理解する「コミュニティ」の枠を作っていきたいと考えています。

どんなプロジェクト?
現在、私たちは心の病気(=生きにくさ)を感じている方が、「心の安全基地」が持てるようにと様々な活動をしています。今回は、作者の方の作品を活かしたカレンダーを作成することで、作家さんが社会と繋がることを目的としたプロジェクトを行いたいと思っています!

日頃、心の病気(=生きにくさ)に悩みながらも絵や詩などを制作している方々に出会います。その方々の作品は魅力的であるにも関わらず、社会とのつながりが薄いために、周りの人に見てもらう場がない状況でした。そこで”作品を見てもらえる場”、”作品を通して社会とつながる場”の創出を目的に「じょうねつの花~身近な作家の個性展~」という作品展を約3週間開催しました。100名を超す方々が来場され、来場者からは作家さんに対して温かいメッセージが届きました。そのメッセージを作家さんへ渡すととても喜ばれ、とある方からは「月の暦」という作品をカレンダーにしてほしいと希望がありました。
この希望の実現が作家さんが社会と繋がるキッカケになる、また多くの方と「コミュニティの枠」を作るキッカケになると思い、カレンダーの制作に取り組みました。

これからの活動予定
今後も、その人らしさが溢れるような個性展を展開し社会へのつながりを生む活動の継続をしていきたいと思ってます。
また、生きにくさを感じる方、その方を知るご家族や近所の方、地域の方などと一緒に対話を取り入れた活動も行っていきたいと考えています。それより、“対話型社会”を目指すことができればと考えています。
対話型社会とは、議論のように結論を出すことや優劣を決めることではなく、対話によって多様性の中で違った意見や価値観、文化を分かち合っていく社会を言います。多様性が溢れ始めた今の時代は、正解のない予測困難な時代だと感じています。だからこそ、議論(ディスカッション)型から対話(ダイアローグ)型社会を目指すことは大切だと感じます。
このような活動は、誰も取り残さない、持続可能なまちづくりに繋がっていきます。ぜひ賛同されるみなさんと一緒に、活動を行っていきたいです。よろしくお願いいたします。
■寄付の使途
カレンダーの作成費や送料、今後の展示会開催に必要な備品購入費、活動する際の諸経費です。
展示会の備品代 100,000円
商品作成費 80,000円
広告宣伝費 24,000円
卓上カレンダー印刷代 45,500円
ポスターカレンダー印刷代 20,800円
送料 6,000円
包装代 89,000円
諸経費 14,800円
合計 300,000円
■ご寄付の返礼品
2,000円・・・①活動報告書 ②ポスターカレンダー
3,000円・・・①活動報告書 ②卓上カレンダー
5,000円・・・①活動報告書 ②卓上カレンダー (送料込)
10,000円・・・①活動報告書 ②卓上カレンダー ③ポスターカレンダー (送料込)
※商品および活動報告書のお渡しは、2021年3月18日~3月31日まで奥出雲葡萄園で開催する個性展vol.2「Moon Shine ~月を抱く~」の会場にて行います。
郵送ご希望の方は、送料込みのリターンをお申込み下さい。
メンバーからのメッセージ

原谷直樹(はらたになおき)
訪問看護ステーションコミケア
看護師
私はコミュニケーションが苦手で周囲からは何を考えているのか分からないと言われていました。しかし看護学生の時にコミュニケーションの世界にのめり込むきっかけとなる出来事がありました。それは実習に苦しんでいた私に教員が「何でもいいから喋ってみなさい。喋らないと何も伝わりません。」と言われたことです。とても当たり前のことかもしれませんが、私にとっては大きな気づきでした。現在は主に精神疾患や発達障害の方の訪問看護を行いながら、NVC、オープンダイアローグ、当事者研究などに関心があり、今後は対話による取り組みをしていきたいを思っています。

岡田浩一(おかだひろかず)
きすき相談支援センターおれんじ
相談支援専門員
私は仕事を通して、生きにくさを感じながらも、素敵な個性と才能をもっておられるたくさんの方々と出会います。この活動では、仕事を通して出会う方々や心のベースキャンプの仲間と、【地域で共にくらす喜びをめざし】た活動が出来ればと思っています。

岩山詩穂(いわやましほ)
訪問看護ステーションコミケア
看護師
「どうして周りは冷たい目で見てくるの?」
障がいのある弟と外を歩いて感じたこと、幼い時に母に聞いた言葉でした。当たり前の弟の姿が、一歩外へ出ると変わった子なんだって思うしかなく、いつか障がいに向ける視線を変えたいと思ったきっかけでした。弟と離れて暮らす中でも、この社会の生きにくさ、ふとした時に感じることがあります。少しでもこの生きにくさがなくなるよう、私ができる支援を積み重ねていけたらなと思います。

古津三紗子(こづみさこ)
訪問看護ステーションコミケア
看護師
私は仕事を通して、生きにくさを感じながらも魅力的な個性を持っておられる方々にお会いしてきました。
この活動を通して、そういった方々が社会とつながれるキッカケづくりが出来ればいいなと思っています。
寄付者様メッセージ
・会話が苦手な人、心の悩みのある人勇気を出して相談したり、助けてくれる仲間に出会いましょう。そうすれば道ができるので、悩んでいる方を支えてあげてほしい。
(雲南市・U様)
・とても素敵な取り組みだと思います。応援してます!
(松江市・H様)
・本活動応援してます!
(京都府・H様)
・応援しています!
(邑南町・T様)
・離れていたって、いつも応援してます !!素敵な活動、頑張ってください☆ミ
(神奈川県・M様)