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はじまっています! 休眠預金活用事業

4団体による休眠預金を活用した孤立者支援が進められています

2021年9月27日

ローカルな総働で孤立した人と地域をつなぐ 休眠預金活用事業

昨年度、公益財団法人南砺幸せ未来基金、公益財団法人東近江三方よし基金と当団体うんなんコミュニティ財団が組織する共同事業体(コンソーシアム)が、一般財団法人日本民間公益活動連携機構が実施する「草の根活動支援事業」の資金分配団体に選定されました。 この資金は、休眠預金からなります。

今回、私たちは「ローカルな総働で孤立した人と地域をつなぐ」というテーマで、暮らしと地域づくりの視点から、社会的孤立者やその家族を取り巻く社会課題の解決を図る事業を募集し、雲南市では4団体が実行団体として選ばれました。行政制度の隙間を最小限にしようと挑戦する地域の様々な関係者・市民による実行団体です。

休眠預金等活用事業についてくわしくはこちら

雲南市の休眠預金活動って?

今日は、各団体がこの春から進めている事業をご紹介します!

まずは、うんなん多文化共生まちづくり協議会による事業【外国人住民のためのうんなん暮らし支援事業~誰ひとり孤立させない地域をめざして~】です。

うんなん多文化共生まちづくり協議会は、地域自主組織、(公財)しまね国際センター、(一社)ダイバーシティうんなんToiroからなる、雲南地域で多文化共生活動を推進する団体です。

人口37000人弱の雲南市にも、外国人住民が生活されています。

同じ地域で暮らす仲間でありながら、地元住民と中々接点を作る機会がない「外国人」住民は「孤立」していることで、病院や買い物等の日常生活や災害時の対応等の困難や、地域の偏見等様々な問題に見舞われています。

「外国人住民」さんには、日本語パートナー(地域住民)による生活等に役立つ日本語を学ぶ機会を

「日本人住民」さんには、外国人とのコミュニケーションや多文化理解講座を実施して、近隣で生活相談や簡単な支援に関われる体制を

そして、この雲南市を舞台に両者交流の場を設け、お互い隣人として顔が見える関係となれるように活動をしていきます。

お互いの理解・交流が進むことで将来的には、「外国人住民」さんは地域の一員として活躍し、差別や偏見もなく、お互い住みやすい地域の構成員として安心して生活できる・・・そんな地域づくりをしていくことを目標としています。

毎月の日本語サロンや、やさしい日本語研修、交流イベントの実施、防災教室や地域既存の活動、関係機関へのつなぎや情報共有を行っています。

こんな活動をしています!

今回は、そんな様々な活動の中で、9月4日(土)に行われた日本語サロンの活動を紹介します。

この日、90分間の日本語サロンが、午後3時から斐伊交流センターで行われました。ネパールやベトナム出身の3人の外国人住民さんと「飲み物」をテーマに日本語でおしゃべりです。飲み物の日本語(ビール、日本酒、お酒、お茶など)を確認して、日本酒や他のアルコール、雲南市名産のお茶や10時と3時のお茶の時間文化について話しました。

このような活動を重ねることで外国人住民の孤立を防いでいきます。

うんなん多文化共生まちづくり協議会のこの「うんなん日本語サロンことのは」活動は、フェイスブックページで随時更新されています。ぜひご覧ください。そして、温かいご支援のほどお願いいたします。